立て直す力。

人間誰しも人生でつまずくことはある。

そこで大事なのが立て直す力。

何度失敗してもいい。どれだけ落ち込んでもいい。

たが、そこで立て直せるかが問題だ。

困難や逆境に強い人ならば、そこで悔しい思いが強まり、何としてでも成し遂げようと努力するだろう。

しかし、打たれ弱い人はそこで悔しさがバネになることはないのだ。

ひたすら落ち込み、自分を責めてしまう。

何で自分はこうなんだ。どうせダメな人間なんだと。

私は後者の方だ。

 

人の目を気にしながら生きてきた。

誰からも好かれるように、嫌われないように過ごしてきた。

だからその分、否定されれば傷ついた。

傷つくだけ傷ついて、その後は自分を変えようともしない。

立て直す力など微塵も持っていなかった。

鬱病になったのはきっとそのせいだろう。

鬱病になる人とならない人の差はそこにあるのだと思う。

いくら傷ついたとしても立て直す力が身についていれば、その状況から抜け出すことができる。

それどころか、さらに良い方向に持っていける。

 

人生は何度だってやり直せる。

ただ、やり直すには立て直す力が必ず必要だ。

その強さを多少なりとも持っていないといけない。

 

私はまた仕事を始める上でこの力はとても大切だと思う。

社会に出れば学生とは違い、もう誰も守ってはくれない。

自分で考え、自分で行動しなければならない。

自分の個性も大事かもしれないが、周りに合わせることもやっぱり大事なのだ。

そんな社会で傷つかないことなど絶対にないのだ。

働いていくなかで、悲しかったね、無理しないでねなんて優しく声をかけてくれるのは最初だけかもしれない。

自分の力で自分を奮い立たせ、人生を何度もやり直して行くしかないのだ。

全て自分の力で乗り越えていかなくてはならないのだ。

人に頼ってはいけない。

多少助けを求めることはそれはそれで大事だ。

でも、何かを決断するとき、その後の人生をどう生きていくのか、それは全部最終的には自分が決めることなのだ。

最終的な判断は自分の力なのだ。

この社会を生き抜くためにも大事なのは自分の力がどこまで身についているか。

 

自分にはその力がしっかり身についているとはまだ言えない。

だが、変えなければいけない。

そうじゃないと仕事なんてできないから。

私は働かないといけない。

現実を受け止めなければいけない。

逃げてはいけない。

 

だとしたらどうする?

強くなる。

ただそれだけ。