過去の経験。

過去の自分があるから、今こうして生きている。

何も無駄な経験なんてない。

過去の経験は全て今の自分を作り上げている。

誰かに傷つけられたからこそ自分は誰も傷つけたくない。

自分が苦労をしてきたらこそ、もし自分に子どもが産まれたらそんな経験させたくない。

全て経験してきたからそう考えることができた。

失敗もあった、逃げたこともあった。

でもその経験は無駄じゃない。

その経験をどう活かすか、どう変えて行くのか、それぞれのやり方で変えていけばいい。

 

人は誰でも何かしら苦労する。

それが若いうちか、歳をとってからか、それは分からない。

だが、若いときの苦労はとてもいい経験になる。

その苦労は人によって違うだろうが、その人にしかできない経験である。

 

しかし、過去にしがみついてばかりではいけない。

自分はこういう人間だった、こんな生活だった。

 

…だから? 

だから何?

 

そんな自分が嫌なら新しい自分を作ればいい。

そんな生活が嫌なら変えればいい。

今まで自分がどうしてきたかだなんて関係ない。

大事なのはこれからだ。

自分の人生を切り拓くのは自分だけ。

自分の道を決めるのに、人のせいにしながら生きて行くのはいけない。

あのときこうだったから、あのときこう言われたから。

 

違う。

 

決めたのは自分自身だ。

 

過去に起こった事実は変えられない。

辛かった日々も決して消えない。

だからこそ、次に活かせることができる。

そこからまた変われることができる。

一回り大きくなった自分に成長できる。

 

私は、少しは辛い経験が多かったと思っている。

友達関係、家庭環境、病気。

様々な面で経験してきた。

だからもし他の人が昔の私と同じ立場になれば私の言葉で救えるかもしれない。

励みになるかもしれない。

 

今は鬱病で、これ以上落ち込みたくないという気持ちが強いため、辛かったときのことはなるべく思い出さないようにしている。

そのせいか、そのときの感情さえ思い出せなくなってきている。

正直言うと、思い出すのが怖いのだ。

もうあんな思いしたくない。

 

あのときこうしていれば今頃はもっと前向きな幸せな人生だったのかななんて考えたりもする。

でも、過去には戻れないし変えれない。

ならば、今を変えるしかない。

仕事復帰に向けて不安な気持ちが高まるが、最近また新たな気持ちで迎えようとしている。

次は本気でやってみようと。

 

過去の経験があってこそ、今の自分がある。

今の自分に繋がっている。

無駄な過去の時間なんてなに一つない。

それを大事にしていこう。